入門・問題行動の機能的アセスメントと介入

  
ジェームズ・E・カー/デイビッド・A・ワイルダー 著
園山繁樹 訳
A5判・54ページ 定価[本体1000円+税]
ISBN 4-931199-87-9 C3011 \1000E
2002. 4. 25  第1版 第1刷

目 次


はじめに

問題行動を維持している強化
 正の社会的強化
 負の社会的強化
 正の自動強化
 負の自動強化
 その他の原因と行動的診断モデル

問題行動の機能的アセスメント
 情報提供者によるアセスメント
 記述的アセスメント
 実験的分析
   注目条件/逃避条件/関わりなし条件/事物獲得条件/統制条件

問題行動への機能的介入
 行動の型に基づく介入と行動の機能に基づく介入
 行動の機能に基づく介入
 正の社会的強化によって維持されている問題行動への介入
   確立操作法/消去法/分化強化法
 負の社会的強化によって維持されている問題行動への介入
   確立操作法/消去法/分化強化法
 正の自動強化によって維持されている問題行動への介入
   確立操作法/消去法/分化強化法
 負の自動強化によって維持されている問題行動への介入
   確立操作法/消去法/分化強化法

おわりに
引用文献
参考文献
用語解説
著者・訳者紹介

序  文 

 本書の目的は、発達障害のある人の問題行動に対する機能的なアセスメントと介入方法を紹介することである。しかし、どんな問題行動でも簡単に解決してしまうハウツー本でもないし、わかりやすいだけのガイド本でもない。本書は、読者に機能的なアセスメントと介入方法の基礎を学んでもらい、正しい介入ができるようになってもらうことを意図している。しかし、実際にアセスメントと介入を行う場合には、応用行動分析について経験豊かな人のスーパーバイズを必ず受けてほしい。また、どのアセスメントと介入についても、人権委員会あるいは行動的介入委員会の審査を受ける必要がある。
 本書はできるだけ読者にわかりやすいように工夫したつもりである。本文中の引用文献のほかにも、巻末に参考となる図書や論文のリストを付けた。機能的アセスメントと介入方法についてもっと知りたい読者には、これらの参考文献は役立つはずである。重要な専門用語はゴチックで表し、巻末に用語解説を付けた。
 本書が読者の日々の実践に役立つことを願ってやまない。




著者紹介
James E.Carr,Ph.D.
ウエスタン・ミシガン大学心理学部助教授。発達障害、情緒障害、チック障害、注意欠陥障害のある人たちに対する行動的サービスが専門で、学校、施設、親の会などでコンサルテーションを行っている。行動原理を用いた問題行動の理解と援助に関する論文・著書を多数発表している。

David A.Wilder,Ph.D.
 ケネディ・クリーガー研究所行動心理学部門及びジョンズ・ホプキンス大学医学部ポストドクター研究員。さまざまな発達障害のある人たちに対して、病棟、外来、施設において行動的サービスを行っている。問題行動に関する論文・著書が多数ある。

訳者紹介
園山繁樹 そのやま・しげき  博士(教育学)
 筑波大学心身障害学系助教授。自閉性障害をはじめとする発達障害や情緒障害のある人たちに対する行動的サービスが専門。問題行動に関する著訳書に、以下のものがある。
 「挑戦的行動の先行子操作」(共訳) 二瓶社 
 「行動障害の理解と援助」(共編著) コレール社

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