田上博司 著 B5判・224ページ 定価[本体2000円+税] ISBN 4-931199-77-1 C3055 \2000E 2001. 4. 1 第1版 第1刷 |
これからのIT化された社会でいかに行動するかを考える
パソコンイのON/OFからアプリ、インターネットの使い方、
デジタルデータまで
ITの本質を理解することをねらった好著
目次
UNIT 1 インターネットとパソコンの基礎知識. 1
1.1. はじめに ― ITが世界を変える 3
1.2. パソコン 7
1.3. パソコンの起動と終了 12
1.4. Eメール 16
1.5. ホームページとブラウザ 30
1.6. ネチケット 39
1.7. ユーザーインターフェース 44
1.8. いろいろなパソコンとOS 53
1.9. パソコンのカタログ性能の読み方 57
UNIT 2 ソフトウェア. 61
2.1. OSとアプリケーション 63
2.2. ワードプロセッサ(MICROSOFT-WORDの使い方) 68
2.3. 表計算ソフト(MICROSOFT-EXCELの使い方) 91
2.4. ペインティングソフト(MICROSOFT-PAINTの使い方) 119
UNIT 3 インターネットを使う. 127
3.1. インターネットの概要 129
3.2. インターネットへの接続 136
3.3. 知りたい情報を検索する 145
3.4. 自分の情報を世界に発信する 151
UNIT 4 デジタルデータ. 173
4.1. ファイルシステム 175
4.2. ファイルの操作(WINDOWS EXPLORERの使い方) 181
4.3. デジタルデータの仕組み 193
「はしがき」全文
研究や仕事だけでなく、学習や趣味の分野でもパソコンやインターネットはもはや必需品といってもいいくらいで、とくにEメールなどは日常生活にもどんどん入ってきています。
これを支えるのがIT、すなわちインフォメーションテクノロジ=情報通信技術です。少し前は代名詞のitとよく間違えられ、一部の専門家の間でしか使われなかったこのITという言葉が、今では流行語になるぐらいこの分野への関心が高まっています。
パソコンを使ってEメールやインターネットを利用していく上で必要とされる知識や技術、マナーなどを、なるべくわかりやすく解説し実習しながら、ITの本質を理解していくことが本書の目的です。途中、多少難解だと思われる部分があるかもしれませんが、そういう部分は読み飛ばしていただいても結構です。また実際にパソコンを手にして本書を読み進めることによって、言葉では理解できなかった部分が、理解できるようになるかもしれません。
本書では、パソコンを触るのはまったくはじめてという方のために、パソコンのON/OFFからインターネットやEメールの設定、インターネットの効果的な使い方、さらにデジタルデータとは何かなどを、Windowsパソコンを使って解説していきます。
本書のひとつのねらいは、もちろんこれからのIT化された社会で行動するためのすべを身につけることにありますが、これらの使用法や技術的な側面ばかりにとらわれるのではなく、本書がITの持つ潜在的な能力、文化とのかかわりなどを考えるきっかけにもなってくれればと願っています。
なお、本書の執筆にあたって、多忙な中を何かとご協力いただいた帝塚山学院本部情報管理課の荻野寿久氏、江口伸氏、また発刊にあたってご尽力いただいた帝塚山学院理事の武沢誠氏に、この場を借りて深く謝意を表する次第です。
著者紹介
田上 博司(たがみ ひろし)
帝塚山学院大学メディアセンター副センター長
学校法人帝塚山学院本部情報管理課長
1954年大阪府堺市に生まれる
大阪府立三国カ丘高等学校を経て1977年神戸大学経営学部卒
大阪トヨタ自動車株式会社人事部を経て、1979年より学校法人帝塚山学院にて学校経営事務システム構築に従事。その後コンピュータシステムのダウンサイジングとエンドユーザコンピューティング(EUC)の研究を行い、DOSベースのオブジェクト指向型開発ツール「ASC」を開発。日本初の大型コンピュータを使わない学校基幹業務ネットワークシステムを誕生させた。
1991年より三菱電機株式会社のディーラー研修会講師として講演を行い、日本の諸企業のダウンサイジングを推進。
1998年より帝塚山学院小学校にて学校教職員に対するコンピュータリテラシー講習講師。2000年より帝塚山学院大学にて「パソコンとインターネットの基礎講座」講師。